Jankな僕の


僕らは言葉を選びます
僕らは景色を眺めます
僕らは誰かと笑ったり
独り、泣いたりします

 

 

僕らは

誰かに気付いてほしくて

シグナルを発信しますが

混線状態ノイズに紛れて

何処かに飛んでいっては

きれいなままで戻ります

 

 

今も

過去も

持たざるもので

あなたを幸せにしようと

 

こんなとき

全能になれたら、と

突拍子もないことを

考えてしまいます

 

どんな困難も

どんな苦難も

 

取り除くことができれば、と

突拍子も無いことを思っては

路傍で肩を落とします

 

 

 

空より雨粒銀河が降りてきて

夢と現実の境が

あやふやになれば

眼を瞑り、そのまま

 

蒼い朝がくるまで

眠っていようかな

 

 

螺子が外れた脳味噌に

カタカタ軋む肋骨に

Jankな僕の心臓に

 

熱が灯るまで

 

 

眠って

目覚めて

 

踠いていよう